日本ポリプロ株式会社
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研究所紹介

研究開発体制
ポリプロピレンは、力学的性質、成形加工性、環境特性に優れ、コスト的にも競争力あるプラスチック材料です。これまでもその時代のニーズにマッチした特性を如何なく発揮し、自動車部品、家電製品、食品包装、医療容器等幅広く利用されて来ました。さらに環境に優しい素材として将来にわたり成長が期待される樹脂の一つです。

日本ポリプロは、このポリプロピレンの分野で常に世界の最先端技術を開発し、業界をリードし続ける企業となるべく、日夜研究開発に力を注いでいます。

研究開発は材料技術センター、生産技術開発センターの2センターがその機能を担っており、高機能製品開発と既存製品の競争力強化を2つの柱に総力を結集して進めております。上記2技術センターは何れも三重県四日市市に立地しています。


生産&RD拠点
生産&RD拠点

材料技術センターの研究開発
材料技術センター
材料技術センター
材料技術センターでは、自動車、家電、住宅関連設備を中心とした工業材料分野、並 びに食品、医療、日用品を中心とした生活資材分野に向けた材料開発を行っています。

まず、工業材料分野、特に自動車分野では、ポリプロピレンはバンパー、ダッシュボード等の内外装材、エンジンルーム部品、ランプハウジング基材など幅広く応用されており、車輌中のプラスチック重量構成比=約8%の半分を占めるほどになっています。 既に当社のポリプロピレンは、国内で生産される全ての自動車メーカーで採用されるに至っておりますが、昨今ではリサイクル性・環境負荷特性・軽量化に優れるポリプロピレンの適用範囲をさらに広げる一方、ボディ材料や次世代自動車部品等へも展開を図り、研究開発のターゲットは一層最先端の分野に軸足を移しています。

工業材料分野における材料開発の基本はポリプロピレンの組成設計になりますが、複合材料とした際の性能発現のためのモルフォロジー・レオロジー等の制御といった基礎研究も重要です。また、工業部品としての特性を評価するため、超大型〜多機能射出成形機などの加工、評価機器を用いた実用特性研究、CAE(computer aided engineering)応用研究にも注力しています。

さらに、工業材料分野ではお客様のグローバル化に対応すべく、その支援研究を海外関連会社と一体となって、取り組んでいます。
 
CAEの射出成形樹脂の流動シュミレーション
これは、日本ポリプロのロゴマークをイメージして、CAEを用いて実施した流動解析の事例です。
充填時間が長くなるにつれて、色が青→水色→黄緑→黄色→赤 に変化する様子を見ることができます。


自動車用外装射出成型品 [自動車用外装射出成型品]
ポリプロピレンは複合化することにより、耐衝撃性が向上し、塗装性を付与することが可能です。これにより、鋼板よりも軽量化率を高めることができます。また、デザインの自由度もポリウレタンに比較し広がるため、より意匠性が高められます。バンパーファイシア・ドアモール、ランプハウジング・フェンダーライナーなど多くの部材に採用されています。
自動車用内装射出成型品 [自動車用内装射出成型品]
内装部品においても耐衝撃性に優れたポリプロピレンが使用されています。これは、樹脂の特性として多様なデザインニーズに対応できることに加え、他素材よりリサイクル性に優れており、リユースが可能という特長があります。また、材料比重が軽いため、各部材の軽量化に繋がることからも燃費向上にも貢献できる材料です。
家電射出成型品 [家電射出成型品]
ポリプロピレンはエアコン、洗濯機、掃除機、冷蔵庫等家電全般で広く使用されております。
製品外観に求められる光沢、質感に優れ、製品デザインの多様性にも柔軟に対応できる樹脂です。
他樹脂に比較し、比重が軽く、またリサイクル性にも適しております。


次に、生活資材分野における材料開発の基本は、射出成形や押出成形等の様々な樹脂加工技術に合わせたポリプロピレンの組成設計になります。具体的な製品としては、各種機能を付与した食品包装フィルム・容器や、注射筒、マスクに代表される医療衛生部材、文房具、カ−ペットなどが挙げられます。

これらは、人と環境に優しい素材が望まれる分野であり、当社は安全性、環境衛生性を念頭に材料開発を行い、成形加工メーカーや食品・医療メーカーの厳しい要求に応え、安心、安全で快適な生活環境づくりに貢献しています。

バス・トイレタリー製品 [バス・トイレタリー製品]
軽くてじょうぶなポリプロピレン樹脂は、毎日使う日用品には最適な樹脂です。成形性に優れ、発色性もよいので清潔感があり、またリサイクルも容易です。
フィルム製品 [フィルム製品]
ポリプロピレンフィルムは、パン・麺・菓子などの食料品、タバコ、クリーニング用の包装材料として私たちの身の回りで広く使われています。
ポリプロピレン製パレット [ポリプロピレン製パレット]
荷物の運搬に欠かせないパレットは、木製パレットの環境対策(海外での木材規制、省エネ・リサイクル意識の高まり)により、樹脂パレット化が進んでいます。
ポリプロピレン製食品容器 [ポリプロピレン製食品容器]
ポリプロピレンは各種お弁当容器、デザート容器、お菓子容器向けなどに代表される食品用途の中で、私たちの食生活に欠かすことのできない包装材料として幅広く使われています。
ボトル用キャップ [ボトル用キャップ]
食品分野では主にPETボトル飲料のキャップに機能性(開け易さ)、便利性(使い易さ)、リサイクル性など、地球環境に優しい材料としてポリプロピレン、ポリエチレンは幅広く使われています。


材料技術センターでは、最新鋭の触媒・重合技術を基盤としたポリプロピレンの組成設計技術に加え、複合化技術、更に各種成形加工技術を融合させ、あらゆる分野へ高付加価値材料を提供すべく、日夜最先端の研究開発を進めています。

生産技術開発センター
重合技術センター
生産技術開発センター
生産技術開発センターは、ポリプロピレンの触媒重合技術及び生産技術についての研究開発を担当しています。

ポリプロピレンの重合触媒は、製造技術の革新や製品の高性能化に対して非常に大きな役割を担っています。日本ポリプロでは、より幅広く、高度化する市場ニーズに対応するため、現在、広く使用されているチグラーナッタ(Ziegler-Natta)触媒と次世代の触媒として位置づけられるメタロセン触媒の開発研究を積極的に実施しております。

日本ポリプロのメタロセン技術は、粘土鉱物を担体兼助触媒とした、独自性が高く、高性能な触媒を用い、世界に先駆けてランダムコポリマーPP“WINTEC”(ウインテック)を工業化したことで評価を受け、平成13年度の高分子学会賞(技術)を受賞しました。その後も、軟質透明PPである“Welnex”、高溶融張力PPの“Waymax”も工業化し、市場に提供しております。

さらに、所有する高度な触媒技術を活かすための重合技術、さらにより良い製品をより合理的に商業プラントで生産するための生産技術の研究開発を行うことで、お客様のニーズに応える新製品・新グレードの開発や既存商品の品質改善をはじめ、より合理的な新製造技術の開発や製造現場の安定運転などのための、より高いポリプロピレン製造技術の開発を行うとともに、出来上がったその技術の海外へのライセンスも日本ポリプロとして行っております。

生産技術開発センターでは、触媒等の化学反応とポリマー物性の知識の他、培われてきた化学工学、システム工学や機械工学の知見を融合させ、所有する小型の実験装置やパイロットプラントの設備も活用して、最先端の研究開発を実施しています。


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